株主優待の種類やリスクとメリットの内容を解説します。
株主優待は様々なサービスを受けることができますがリスクも理解しておくことが重要です。
メリットだけではなくリスクを知ってから株を購入することをおすすめします。
株主優待とは
株主になると受ける事ができるサービスですが株主優待がある企業・ない企業などがあり、株主優待の内容は変わることがあります。
例えば、2579コカ・コーラウエスト(株)の場合、年2回あったのが1回になりました。
株主優待がないとなっている2229カルビー(株)の場合、条件によっては優待があるようで、隠れ優待などと言われていたりします。
カルビーは最近100株だけ購入したので本当にもらえるかどうかは来年わかります。
もしかしたら100株だけではもらえないかも知れませんね・・・。
株主優待の種類
サービスの内容は会社によって様々で例えば・・・
株主優待ポイント(ジュースなどの商品と交換できます)
9202ANAホールディングス(株)
(1) 株主優待番号ご案内書/片道1区間ご搭乗時普通運賃の50%割引
(2) 株主様専用サイトにて下記のサービスを提供
(3) ANAグループ各社・提携ホテル優待券(3月末/9月末)
などが他にもたくさんあります。
ちなみにコカ・コーラウエスト(株)の場合はネットから商品の申し込みができ缶コーヒーやジュースなどが選べます。
ANAの場合は、郵送にて優待券が届き優待券はヤフオクなどで売買されていたりします。
株主のリスク
株主優待をもらうには株主になる必要があるため株を購入する必要があります。
何の知識もなく株を購入するのは危険なのである程度の勉強は必要です。
リスクを知らずに優待目当てで株を購入すると、タダ券欲しさに数万円損することになるかも知れないのでリスクは熟知しておくべきです。
株価が下がれば損をする
当たり前の話ですが株価が下がり株を売ってしまえば損失となります。
かと言って、株価は日々上下しますので一喜一憂していると精神的によくありません。
精神的に耐えられる金額で投資をすることをおすすめします。
ちなみに
1,000円 × 100株=100,000円(10万円)で株を購入した場合、
株価が900円になると・・・
900円 × 100株=90,000円(9万円)になり1万円の含み損になります。
株価が下がっても持ち続ければ1万円の損は確定しないため含み損といいます。
株主優待がなくなる可能性がある
株主優待は企業の業績によってなくなる可能性があります。
企業のホームページをチェックすると次の配当や優待の予定内容が記載されています。
予定内容の場合、変更になる可能性があります。
また株主優待が廃止にならなくても内容が縮小することもあります。
年2回もらえていたのが1回になったり、もらえるモノが少なくなったり・・・このような場合は株価に影響する可能性が非常に高いです。
企業倒産のリスク
企業が倒産するような情報が流れれば一気に株価は下落します。
ストップ安が続けば売りたくても売れない状態が続く可能性もあります。
ストップ安は売りたい人が多すぎて買う人が少ない場合、取引が成立せずに値幅制限の最安値まで株価が下がる事です。
株式取引では1日の取引内で株価の上限、下限が設定されています。
リスクの最大値
現物取引にて10万円で株を購入した場合10万円以上損することはありません。
株価が暴落して売った時に損失となります。
株価だけを見ればマイナスでも長期保有していて何度か配当金をもらっていたり株主優待をもらっていれば少し下がったくらいではTOTALプラスになります。
リスク分散
株数が多いと優待内容が良くなる場合がありますが、1社に偏るとリスク分散になりません。
出来れば多くの企業に分けておいた方が良いと思います。
出来れば業種も分けた方が良いでしょう。
例えば銀行などの金融業に偏ってしまうとゼロ金利政策などの時にはほとんどの銘柄が下げ連動してしまったのでリスクが高くなります。
円高に左右される場合もあるので輸入業、輸出業など分散して持っていればリスク分散になります。
株主のメリット
配当金がもらえる
株主のメリットは優待券以外にも配当金がもらえます。
配当金も株主優待と同様に企業によって異なり、配当金なし(0%)のから約5%まで様々です。
銀行の預金とは違い、権利確定日に株を保有していれば株主優待や配当金を得ることができます。
但し、権利確定日を過ぎると値下がりする傾向があります。
権利確定日の直前付近がが高値なんてこともよくあるので高値で買わない努力をしましょう。
経済の勉強になる
高値で買いたくないからチャートをみたり業績をみたり・・・。
株を保有することで経済の事を自然と調べるようになり経済の勉強になります。
株主優待で様々なサービスを受けることが可能
自分の生活スタイルにあった優待を探すとより楽しめます。
例えばマクドナルドによく行く人であれば
2702日本マクドナルドホールディングス(株)
優待食事券
1冊にバーガー類、サイドメニュー、飲物、3種類の商品の無料引換券が1冊になったシート6枚
1冊=バリューセットが6セット分です。
300株・400株:3冊
500株以上:5冊
株数によって優待券の数が変わってきます。
人気のある優待券は金券ショップやヤフオクなどで売ることもできます。
投資金額の回収にもなりますし何よりもらうとうれしいです。
株価が変動しなくても優待券をもらえればそれだけでお得です。
※株主本人しか使えない優待券もあります。