キャッシュレス・消費者還元事業が始まって1ヶ月ほど経ちましたが、その恩恵をどう感じていらっしゃるでしょうか。
仕組みを調べれば調べるほど、お得な形で利用できるものが出てきており、今回は、kyashとPayPayの組み合わせで、さらにポイント還元を増やすことについて解説していきます。
ただし、利用方法に条件がありますので、どうすればお得になるのか、その仕組みについてします。
kyashとは何?
kyash(キャッシュ)とは?
kyash(キャッシュ)は、仮想クレジットカードと呼ばれているもので、スマートフォンやiPhoneのアプリによる決済システムを採用しています。
VISAカードと同じように使えるカードを、プリペイドカード形式で即時発行することができます。
カードタイプは2つに分かれており、オンライン専用で使えるバーチャルカード、実店舗ならびにオンラインの両方で使えるリアルカードとなっています。
バーチャルカードは、登録後、オンライン上ですぐに利用することができ、リアルカードは、登録後、郵送されるまで1~2週間かかることになりますが、VISAが使える全国のお店で利用することができます。
kyash(キャッシュ)の特徴
主な特徴は以下の通りとなっています。
・年会費は無料で、カード発行に審査がない。
・kyash残高へチャージして、その範囲で買い物ができる。
※チャージ方法は、コンビニでの現金チャージ、銀行口座(ペイジー使用)からの入金チャージ、クレジットカードからの自動チャージがあります。
・登録できるクレジットカードは5つまでで、VISAとMastercardのいずれかが対象となります
・アプリにより利用を停止することができますので、カードを紛失した時などに安心です
kyashの最大の魅力は、プリペイドカード形式であるにも関わらず、クレジットカード属性となっていることから、利用する度にkyashから1%のポイント還元が付与されることです。
さらに、チャージ方法をクレジットカードからの自動チャージへ指定しておけば、登録されたクレジットカード会社からも、1%のポイント還元が付与されることになります。
もちろん、kyashはキャッシュレス・消費者還元事業へ登録してるので、加盟店で利用すれば、国から2%もしくは5%のポイント還元が付いてきます。
つまり、通常よりも2%も多くポイント還元を受けることができるとういうことなのです。
PayPayでkyashを利用するには?
キャッシュレス・消費者還元事業により話題となっているQRコード決済ですが、お店に掲示されているQRコードを読み取ったり、スマートフォンやiphoneのアプリでQRコードを生成して読み取ってもらったりと、簡単決済に注目が集まっています。
中でも、PayPayは、ヤフージャパンとソフトバンクの協業により立ち上げた会社ということもあり、利用者や加盟店が増えているのが現状です。
そのためか、PayPayと比べるとkyashにはない機能なので、少々見劣りしてしまいますが、実はPayPayとKyashは連携することが可能なのです。
PayPayの支払い方法は、PayPay残高もしくはクレジット決済の2種類となっています。
PayPay残高は、チャージ方式となっており、kyashと同じように、
・コンビニでの現金チャージ
・銀行口座(ペイジー使用)からの入金チャージ
・クレジットカードからの自動チャージ(ヤフーカードのみ)
があります。
クレジット決済に対応しているブランドは、
・ヤフーカード
・VISA
・Mastercard
となっています。
クレジットカード属性にあるKyashは、PayPayにクレジットカードとして登録可能なため、PayPayを通してQRコード決済を間接的におこなえるということになるのです。
ヤフーカードや楽天カードは使えるの?
PayPayのクレジットカード登録としてよく耳にするヤフーカードや楽天カードですが、こちらのカードはKyashでも登録できるのでしょうか?
結論からすると、VISAかMastercardのいずれかがついていれば登録は可能となります。
ただし、PayPay、kyash、クレジットカード(ヤフーカード、楽天カード)のそれぞれの特性を理解しておかないと、本来貰えるべきポイントがつかなかったり、ポイントの利率が下がったりすることもありますので注意が必要です。
例1)
PayPay(残高)のみ
PayPayボーナス:1.5%(通常時)
例2)
PayPay(残高)+ヤフーカードの組み合わせ
PayPayボーナス:1.5%(通常時)
クレジット還元:1.0%
例3)
PayPay(クレジット決済)+楽天カード他の組み合わせ
PayPayボーナス:なし
クレジット還元:1.0%
例4)
PayPay(クレジット決済)+kyash(+ヤフーカードor楽天カード他)の組み合わせ
PayPayボーナス:なし
kyash還元:1.0%
クレジット還元:1.0%
PayPayでkyashを利用すればお得?(まとめ)
前述の通り、PayPayボーナスは、PayPay(残高)もしくはヤフーカードによる決済のみに付与されるもので、PayPay(クレジット決済)による決済では付与されません。
また、PayPay(残高)へのクレジットカードを利用したチャージは、今のところヤフーカードのみとなっており、PayPayボーナスとクレジット還元を併用できるのは、例2のPayPay(残高)+ヤフーカードの組み合わせしか存在しません。
最も効率的なのは、ヤフーカードを所持して、PayPay残高のチャージに活用することになります。
しかしながら、ヤフーカードを所持していない方でも、PayPayへkyashを連携することで、還元率2.5%には及ばないものの、QRコード決済の利便性を使いつつ、2.0%の還元を受けることができます。
さらに、PayPay加盟店には、楽天ポイントやTポイントといった独自のポイントサービスを持っているお店が数多くあり、来店やお買い物ごとに付与されるポイントもつけてもらえば、還元率3.0%まで上がることも期待できます。
Kyashは、審査もなく即時に使えることですし、ヤフーカード以外のVISAかMastercardのクレジットカードを所持しているのであれば、すぐにポイント還元を受けることが可能となります。
普段の利用に困っている方には、新たな活用方法として、さっそく、ご用意してみては如何でしょうか。
補足(kyashのリアルカードについて)
kyashのもう一つの特性であるリアルカードについて補足しておきます。
プリペイドカード方式にも関わらず、通常のVISAカードと同じ属性となっていることから、VISAが使える全国のお店で利用することができます。
使い方もほぼ同じで、お店の方にカード払いと告げると、専用のカード読み取り装置で決済してくれます。
なお、kyashには暗証番号がないので、お店によっては本人確認のためにサインを求められる場合があります。
お金の引き出しは、リアルタイムとなっており、スマートフォンやiPhoneのアプリを操作すれば、利用明細がすぐに反映される仕組みとなっています。
使い過ぎや残高不足を気にすることがないので、経済的に利用することができます。