最近、話題となっているkyashですが、使い方によっては金額の上限が変わってきてしまい、決済できず困惑する方もいらっしゃるようです。
kyashの種類や本人認証により、1日、1回、1ヶ月と上限金額が異なっており、さらには、kyash自体にも有効期限や利用金額が決まっているとのことです。
それぞれどのような条件があるのか、確認することで、自分に合ったkyashの使い道を探してみましょう。
kyashの上限金額は1日・1回・1月?
kyashは、オンライン専用で利用するバーチャルカード(kyash)と、オンラインと実店舗で共有して利用するリアルカード(kyash visaカード)の2種類となっています。
いずれも、専用のアプリ(スマートフォン、iphone)を使うことになりますが、バーチャルカードはカードレスでアプリのみ、リアルカードは数週間後に届くプラスチックカードとアプリの組み合わせとなります。
kyashのアカウントは、1人につき1つとなっていますので、バーチャルカードのみ申請した方は、そのまま利用できますが、リアルカードを申請した方は、アプリ上でリアルカードの有効化を設定する必要があります。
本人認証ついては、VISA、Mastercardなどの国際ブランドが推奨する3Dセキュアを採用しており、クレジット決済時に3Dセキュアを設定することで、強固なセキュリティーが約束されることから、高額な買い物でも安心することができます。
kyashでは、バーチャルカードのみ3Dセキュアを設定することができ、リアルカードの現状では対応されていません。
Kyash Visaカードは本人認証サービス(3Dセキュア)に対応していますか
恐れ入りますが、Kyash Visaカードの3Dセキュア(本人認証サービス)対応については未対応となっております。
何卒ご了承下さい。
引用
Just a moment...
以上のことから、バーチャルカードとリアルカード、個人認証(3Dセキュア)の組み合わせにより、kyashの上限金額が異なってくることになります。
kyashの支払い上限
バーチャルカード
個人認証無し
1日あたり5千円
1回あたり5千円
1月あたり2万円個人認証有り
1日あたり3万円
1回あたり3万円
1月あたり12万円
リアルカード
1日あたり5万円
1回あたり5万円
1月あたり12万円
リアルカード
1日あたり5万円
1回あたり5万円
1月あたり12万円
バーチャルカードは、個人認証を設定できることから、利用金額が大きくなることが分かります。
一方、リアルカードでは、実店舗での利用を目的としているため、バーチャルカードにはない利用方法が存在します。
なお、違う観点から捉えると、kyashは他のキャッシュレス決済と組み合わせることができます。
クレジットカード属性を活かして、例えばQRコード決済サービスのクレジット決済方法へ登録することで、バーチャルカードでも間接的に実店舗で利用することが可能となります。
参考
PayPay(ペイペイ)でkyash(キャッシュ)を利用すればお得なの?
バーチャルカード
個人認証無し
1日あたり5千円
1回あたり5千円
1月あたり2万円個人認証有り
1日あたり3万円
1回あたり3万円
1月あたり12万円
リアルカード
1日あたり5万円
1回あたり5万円
1月あたり12万円
実店舗で使用することになっても、間接的にオンライン上でクレジット決済することになりますので、条件はオンライン決済と同じとなります。
kyashの送金上限
kyashのもう一つの使い道に、kyashアカウントを持つ人同士で送金をおこなうことができます。
家族や友人へのプレゼント、一緒に食事をした人との割り勘などで役立つことでしょう。
しかしながら、こちらに関しても上限が設けられています。
個人認証無し
1回あたり5千円
1月あたり1万円個人認証有り
1回あたり10万円
1月あたり10万円
リアルカード
1回あたり10万円
1月あたり10万円
高額な金額を送金するためには、個人認証するか、リアルカードを登録することが必要となっています。
逆に言えば、あまり送金を使わない方であれば、バーチャルカードで個人認証しない形にしたおいた方が安全と言えるでしょう。
また、送金できる人数も制限があり、1回あたりに送金できる人数は1人まで、請求できる人数は10人までとなっています。
kyash 利用金額の上限額
kyashへチャージできる残高の保有限度額は1,000万円までとなっており、これ以上のお金をチャージすることはできません。
なお、残高に関する有効期限は無制限となっています。
また、バーチャルカードはアプリ内で管理されているため、制限がかかっているのは保有限度額しかありませんが、リアルカードに関しては、利用年数や利用金額にも制限がかかっています。
有効期限:5年
利用限度額:100万円
つまり、リアルカードは5年更新で、その間に使える金額は100万円までとなっており、1年換算で毎年20万円ずつしか利用できない計算となっています。
では、5年を待たずして100万円を使い切ってしまった場合、どうすればよいのか、次章で確認することにしましょう。
kyashの上限額を超えたらどうなる?
利用年数が5年を過ぎてしまった場合、5年未満で100万円を使い切ってしまった場合、たとえkyashへ残高があったとしても、いずれもリアルカードによる決済はできなくなってしまいます。
有効期限を過ぎてしまった場合は、kyashから新たなリアルカードが送られてきますので、こちらのリアルカードをアプリで認証して有効化すれば使えるようになります。
一方、利用限度額を超えてしまった場合は、自らリアルカードの再発行を申請しなければなりません。
・利用限度額が近づくと、アプリ内からkyashを運営する会社より案内が届きます・有効期限を待たずして再発行したい場合は、リアルカード再発行の申請フォームから依頼します
・受け取り後、リアルカードをアプリで認証して有効化します
以上を持って、新しいリアルカードとkyash残高の引継ぎが完了することになります。
ただし、再発行は、申請からリアルカード到着まで1ヶ月くらいかかるようですので、kyashが使えなくなって困らないよう、小まめに利用限度額を確認が必要となります。
kyashの上限金額まとめ
kyashの上限に関するまとめをしておきます。
kyashは2つのタイプがあり、アプリを使用してカードレスで決済できるバーチャルカード(kyash)と、アプリとプラスチックカードを併用して決済するリアルカード(kyash visaカード)が存在します。
支払い上限は、ベースで
・1日あたり5千円
・1回あたり5千円
・1月あたり2万円
となっていますが、バーチャルカードでは個人認証(3Dセキュア)を設定すれば、
・1日あたり3万円
・1回あたり3万円
・1月あたり12万円
まで引き上げることができます。
リアルカードの申請をすれば、さらに、
・1日あたり5万円
・1回あたり5万円
・1月あたり12万円
となります。
送金上限では、ベースで
・1回あたり5千円
・1月あたり1万円
となっていますが、バーチャルカードで個人認証(3Dセキュア)を設定もしくは、リアルカードの申請をすれば、
・1回あたり10万円
・1月あたり10万円
まで引き上げることができます。
kyashへチャージできる残高の保有限度額は1,000万円までとなっていますが、リアルカードには有効期限5年、利用限度額100万円までという制限があります。
5年を待たずして100万円を使い切ってしまった場合、アプリによる再発行を申請することができ、新たなリアルカードを有効化することで使えるようになります。
クレジットカードと同じように使えるkyashですが、その一方で、審査がなく誰でも利用できることもあり、使い過ぎに注意できる仕組みです。
バーチャルカードとして使用するのか、リアルカードとして使用するのか、どちらが自分に合っているのか、その利用方法を考えてから申し込むようにした方がよさそうです。