文部科学省では9月入学について2つの案を出して検討しています。
9月入学になると、どうなるかと言うと今まで同じ学年として接していた友達が違う学年になる可能性が出てきます。
友達はかけがえのない存在なので保育園や小学校に通う子の親は特に心配だと思います。
私も保育園の年長のクラスの子供がいるので、保育園で仲良くなった友達と別の学年になったらかわいそうだなぁと思っています。
現段階では文部科学省は案を示しているだけで決定ではありません。
今後、文部科学省はこれらの2つの案における課題を検討する方針となっています。
9月入学になった場合の保育園や小学校の学年はどうなる?
9月入学になった場合、文部科学省は学年の分け方を2つの案で検討しています。
1つ目の案は2021年に入学する小学生を2014年4月2日生まれ~2015年9月1日生まれの学年にする案で、通常の12カ月より5カ月多い17カ月で1つの学年を作る案です。
2つ目の案は、13カ月の学年を5年間作る案となっています。
9月入学の場合、小学校の入学における学年の分け方:案1
9月入学にする場合、文部科学省の学年の分け方の案1では、2021年に小学校に入学する小学年を17カ月の学年にする案となっています。
案1では2022年以降は9月2日から翌年の9月1日までが1つの学年となります。
案1の問題点と解決策はあるの?
案1の問題点としては2021年に入学する学年が、2014年4月2日生まれ~2015年9月1日生まれの学年となりこの学年だけ生徒が増えます。
生徒数が増えると学校の先生も足りなくなる可能性が出てきます。
学校の先生を増やすと人件費も必要になるので現実的ではないように思います。
解決策としては案2が有効なのかも知れませんが、他にも解決策があるように思います。
それは、ITを使った授業です。
世界的に見ても先進国の中で、日本のIT導入は遅れていると言えます。
ITの授業枠を確保すれば一度に講義できる人数を増やすことも可能ですし、欠席者に対しては録画配信することもできます。
また、緊急事態宣言が出るような事態が起こっても自宅で授業が受けれます。
保育園に通う子供にとって問題なのは9月入学になることで現在同じクラスの子供と違う学年になると言う事があります。
案1の場合、2022年に入学予定だった、2015年4月2日から2016年4月1日生まれの1つの学年が9月入学に変ることで2015年4月2日~2015年9月1日生まれの子供は1つ上の学年になります。
文部科学省の学年の分け方の案2
案2は案1の17カ月の学年を分散する5年で分散する案となっています。
案2の場合は、13カ月の学年が5年間続くことになります。
2021年入学の場合は、2015年4月2日~2015年5月1日生まれの子供は1つ上の学年になります。
学校の先生の不足はかなり解消されると思いますが、予定より早く小学校に通う子供が出てくることに違いはありません。
保育園や幼稚園に通って場合は、同じクラスの子と違う学年になることは避けれない内容になっています。
9月入学になる可能性は?
緊急事態宣言で全国的に学校の休校が2カ月以上続きました。
その為、事業の遅れは深刻と言えます。
夏休みを短縮しても補える日数ではないと思うので9月入学になる可能性は高いのではないかと思います。
緊急事態宣言解除後もしばらくは様子見ムードとなるでしょうし、タブレットの配布など学校のIT化も始まりました。
第2波の外出自粛となっても、その間に学校のIT化が進めば授業の遅れは補える可能性はあります。
9月入学にすることで、地域間における授業の遅れのバラツキも対応できると思うので9勝ち入学になる可能性は高いと思います。